【みなかみ子連れ旅行経験者が選ぶ】子供も大人も楽しい観光スポット10選!|車なしOK

群馬県みなかみ町に旅行に行きたいけど、子連れでも楽しめるところはないかなー。

子連れ旅行だと、親ばかり楽しめる場所では子供が退屈ですし、子どもだけ楽んでばかりではせっかくの旅行なのに親がリフレッシュできないですよね。

 大人も子供も楽しめる観光スポット。

そんな場所に行けたら、全員が笑顔になって楽しい思い出が作れますし、明日からのパワーにつながりますよね。

本記事では、みなかみ旅行を経験した私が子供も大人も楽しめる場所を10か所に厳選して紹介していきます。

経験した場所については実体験も含めて紹介しますので、その場所を子連れ目線でリアルに想像することができると思います。

また10か所すべて車なしで行ける観光スポットとなっています。

主要駅からのアクセス方法も簡単に紹介しますので、旅行プラン作成の際には参考にしてくださいね。

1.みなかみの場所と鉄道駅

子連れ旅行におすすめの観光スポットをご紹介する前に、まずはみなかみ町について簡単に解説していきます!

みなかみ町は群馬県の最北端にあり、ロッククライミングで有名な谷川岳を中心とする谷川連峰を境に、新潟県と隣接する町です。

関東の水源の利根川の源流があり、2,000m級の山々に囲まれた自然豊かなところです。

登山をはじめ、夏はウォーターアクティビティ、冬はスキーと様々なアウトドアスポートが楽しめますよ。

町内には18もの温泉地があり、一度の旅行では行ききれないほどの数に上ります。

新幹線駅は上越新幹線の上毛高原があります。

東京から7駅、60~80分程と都内からはほどよい近さです。

鉄道の場合、JR上越線が走っており、南から順に後閑駅、上牧駅、水上(みなかみ)駅、湯檜曽(ゆびそ)駅、土合駅があります。

車なしで旅行する場合、上に挙げた駅が旅の拠点となってきますので、参考にしてください!

2. みなかみの子連れ観光スポット10選

みなかみ町にある子連れでも楽しめる観光スポットを10か所紹介していきます。

車なしでも行けるように、アクセスも紹介していきますよ。

まずは、山・ハイキングから!

山・ハイキング

谷川岳ロープウェイ by星野リゾート

ロープウェイとリフトを乗り継いでいくことで、ふもとから登山することなく、子連れでも簡単に高山にアクセスできます!

ロープウェイ、リフトとも普段なかなか見ない、乗らない乗り物に、小さい子供は興奮間違いなし。

足元に広がり、刻々と変わる景色は大人も子供も見ていて飽きません。

15分程のロープウェイの旅を終えると、天神平に到着。

私が行った春にはまだ残雪があり、子供は雪遊びで楽しんでいました。

しかもスコップなどが貸し出し無料!というありがたさです♪

子供が雪遊びしている横で、大人は1300mの高地でバトミントンを楽しめました。

さらにリフトに乗っていくと天神峠に到着。

谷川岳山頂がさらに近くなり、山頂までの稜線の迫力、遠くの山々の雄大な景色を堪能できます。

稜線を歩くのは残雪、風、石、滑り落ちる危険性を考え、小さい子連れには厳しいですが、登山の雰囲気を十二分に味わうことができましたよ。

近場には池や神社があり散策できますし、東屋でお弁当・おやつ休憩と、景色・山の空気とともに楽しめます。

天神平・天神峠は乗り物でアクセスできるので、子供や登山初心者でも楽しめる観光スポットですが、あくまで標高の高い山です。

滑りにくい靴、寒さや雨をしのぐ防備は必携です!

訪れる前には天気や気温をしっかり調べ、装備を万全にしてから行ってくださいね。

➀ロープウェイと➁の一ノ倉沢ハイキングは近いので、組み合わせていくことも可能です。

⑦の土合モグラ駅との組み合わせもできますよ。

アクセス:(関越交通バス水上線)上毛高原駅→水上駅→湯檜曽駅→土合駅→谷川岳ロープウェイ駅       ※上毛高原駅からは約45分

運行日:4月中旬~11月中旬頃

営業時間:平日 8:00~17:00 土日祝7:00~17:00  

      ※天神峠展望台行上り最終 15:30
     ロープウェイ単体上り最終 16:30

       ※ロープウェイのゴンドラは約3分間隔(時期により変更あり)
       ※所要時間は片道約15分(最速7分)

料金: ロープウェイ・リフトセット券(往復) 大人3,500円 小学生 2,000円

    ロープウェイ単体券(往復) 3,000円、小学生1,500円

       ※両方とも片道券あり

➁一ノ倉沢ハイキング

ロッククライミングをする者なら一度はあこがれる、谷川岳連邦の標高約1900mの岸壁。

そんな一ノ倉沢を拝める初心者向けのハイキングコースがあります。

谷川岳ロープウェイ駅から一ノ倉沢出合までのコースは、旧道と新道の2つの道がありますが、旧道の方は舗装され段差がなく、アップダウンも少ない道です。

そのため子供でも歩きやすいコースとなっています。

定員8名で予約不可ですが、電気バスも走っていますよ。

ブナ林の森林浴を楽しみながら、途中に見える岩峰や雪の絶景も見どころです。

ただし11月頃から5月中旬頃は冬季閉鎖のため、事前に開放時期をしっかり調べてから行かれることをおすすめします!

➀ロープウェイと➁一ノ倉沢ハイキングは近いので、セットで訪れる計画もありです。

⑦の土合モグラ駅との組み合わせもおすすめです。

アクセス:(関越交通バス水上線)上毛高原駅→水上駅→湯檜曽駅→土合駅→谷川岳ロープウェイ駅       ※上毛高原駅からは約45分

冬季閉鎖目安:11月頃から5月中旬頃

料金:ハイキング無料

電気バス(ガイド付きの場合)大人500円 小人300円 

続いて体験です!

体験

➂ウォーターアクティビティ体験

みなかみには利根川水系を生かしたウォーターアクティビティがたくさんあります。

ボートで急流を下るラフティング、渓流スライダーのキャニオニング、ボディボードにつかまって急流を下るハイドロスピード、パドルを使ってこぐカヌーなどなど。

本当にたくさんの種類がありますね。

だいたいは小学生以上だったり、中には中学生以上というものが多く、小さい子連れの家族は「うちは無理・・・」と泣く泣く諦めたり、みなかみ旅行自体をやめたりということもあり得ます。

しかしよくよく調べたら幼稚園・保育園児でも参加できるアクティビティがありました!

私たち家族も年長園児の子供がSUP体験をしましたよ。

観光というと見・食べるがメインになりがちですが、SUP体験では自分の体を動かし、受け身でない体験ができたため、旅の中でもとても印象に残ったようです。

➃たくみの里で手作り体験

名前の通り、手作り体験の工房が点在する観光スポットです。

そば打ち、陶芸、わら細工のような伝統的なものから、キャンドルや天然石アクセサリー作りと多岐にわたります。

小さな子供には厳しそうな体験もありますが、私たちの年長園児である娘は蚕の繭で可愛い飾りづくりを楽しんでいましたよ。

工房の先生がしっかり教えてくれましたので、親が手を出さなくても先生と子供で完成させることができました。

名前からして工房がメインで、あとはレストランやカフェが通り沿いに並んでいる観光施設というイメージで現地を訪れた私でした。

が、実際は東京ドーム約70個分もの広さのある里山の中に、いくつもの道が交差して、農園、道の駅、野仏やお寺、旧家、わらアートなども点在する場所だったのでした。

感覚としてはひとつの村のような感じです。

自転車が運転できるお子さんであれば、道の駅でレンタサイクルを借りて周遊することが可能です。

なつかしい風景に出会える素敵な場所で、大人も子供も満喫できた場所でした。

たくみの里に行く前後に、上毛高原駅に近い⑩道の駅 月夜野矢瀬親水公園に寄ることもできますよ。

アクセス:(関越交通バス猿ヶ京線)後閑駅→上毛高原駅→たくみの里下車      ※上毛高原駅からは約22分

定休日・営業時間:体験施設により異なる

料金:体験施設により異なる

⑤みなかみフルーツランド モギトーレ 

「もぎとる」「たべる」「あそぶ」「かう」「そだてる」と色々な楽しみ方ができる観光施設です。

「もぎとる」の果物狩りは、一年のほとんどの期間で体験ができ、季節ごとに違ったフルーツを楽しめます。

ツリーハウスや芝生広場、じゃぶじゃぶ池(夏のみ)、ヤギの見学の無料ゾーンもあり、小さなお子さん連れでも楽しめそうですね。

モギトーレに行く前後に、上毛高原駅に近い⑩道の駅 月夜野矢瀬親水公園に寄ることもできますよ。

アクセス:(関越交通バス猿ヶ京線)後閑駅→上毛高原駅→今宿(上毛高原駅からは約12分)、今宿から徒歩約15分。

営業時間:10月〜5月  10:00〜16:00  6月〜9月    9:00〜16:00

料金:入場無料、ただしフルーツ狩り、BBQ、レンタサイクル有料

続いて、電車好きのお子さんにはたまらない体験、観光スポットがみなかみにもありますよ。

電車・列車・駅

⑥SLぐんまみなかみ

全国的にもめずらしいSLが土日祝を中心に定期的に運行されています。

高崎を起点に、みなかみでは後閑駅、水上駅に停車します。

戦前に製造されたD51もしくは1949年製造のC61の2台のうちのどちらかが客車をけん引して走ります。

走っている姿を見ることも、ましてや乗ることなど滅多にないSLの旅は、きっと子供も大喜びですね。

水上駅から歩いて5分程のところにはSL転車台広場があります。

SL運行時にはSLが方向転換する様を見ることもできるそうですよ。

通常時はSL「D51 745」が展示されていますので、鉄道好きのお子さんにはたまらない場所ですね。

近くには水上温泉街がありますので、そのまま宿泊したり、日帰り入力することもできますよ。

⑨道の駅水紀行館に寄って、子供は遊び大人は買い物を楽しむという組み合わせもできます。

⑦の土合駅(モグラ駅)を見学した後、➀の谷川岳ロープウェイを利用し山の景色を堪能するというパターンもありますよ。

利用方法:利用日の1ヶ月前の午前10時よりJRの主な駅のみどりの窓口および指定席券売機で発売、「えきねっと」での販売もあり

      ※SL(蒸気機関車)ではなく、DLやELがけん引する日もあり

⑦JR土合駅 モグラ駅

JR上越線の群馬県最後の駅ですが、ここは日本一のモグラ駅として親しまれている場所です。

下り線のホームが地下約70mにあり、地上にある上りホームと大きく離れています。

改札に出るには486 段もの階段を上り、約10分かけてようやく到着できるのです。

地下にある下り線ホームは薄暗くジメッとしていて、独特の空気感があります。

またホームから見上げると、長い階段とトンネル屋根がきれいに消失点に収まっていく様子が見られますよ。

高崎方面から土合駅に停車する列車の本数は一日に数えるほどしかないのですが、それでもこの駅の雰囲気を味わおうとたくさんの観光客が電車に乗って訪れていました。

小さい子連れの方も複数いましたが、どの子も雰囲気に泣くこともなく、自力で頑張って長い階段を上がっていましたよ。

アクセスは本数の多いバスでも可能です。

ただバスは地上改札側に到着するため、目的の下り線ホームまでは長い長い階段を往復する必要が出てきます。

このモグラ駅は➀谷川岳ロープウェイや➁一ノ倉沢ハイキングとも近いので、どちらかと組み合わせて訪れることもできますよ。

土合駅から谷川岳ロープウェイ駅まではバスの運行もありますし、体力に自信があれば歩くことも可能です。

アクセス:(電車)土合駅JR時刻表

(バス) (関越交通バス水上線)上毛高原駅→上牧駅→水上駅→湯檜曽駅→土合駅    ※上毛高原駅からは約38分、水上駅から約13分

次は温泉編です!

温泉

⑧宝川温泉

みなかみ18湯と言われるほど温泉地がたくさんあるみなかみですが、その中で子連れの方におすすめしたいのが、宝川温泉です。

山間の川沿いにたたずむ宝川温泉には、3つの混浴露天風呂、1つの女性専用露天風呂があり、いずれも50~200畳という大きさ。

豊かな自然を感じながら入る温泉は格別です。

子連れの方におすすめな理由は、実は混浴にあります。

混浴露天風呂は全員湯あみ着を着て入浴するのですが、それが故に家族全員で入ることができるので、同じ思い出を持ち帰れます。

特に小さい子連れの家族旅行で親のどちらかが子供とお風呂に入る場合、せっかくの温泉でも子供がバタバタしてゆったりできないことが多いですよね。

ですので、宝川温泉でゆったりと大きなお風呂につかれるのは貴重な経験でした。

また、風呂が広いので子供は飽きませんし、湯温が低めなため子供の入りやすい温度です。

温度が少し低すぎる浴槽があったり、季節によっては入るのがつらい時もありそうですが。

激しい川にかかるつり橋を渡るのは子供も楽しそうでしたよ。

日帰り入浴もできますが、時間によって移り変わる風景を楽しみ、宿泊客だけ、さらには子供が寝た後のゆったりとした時間を満喫したいなら、やはり宿泊がおすすめです。

送迎バスを利用すると、上毛高原駅もしくは水上駅で乗下車となるため、そこを起点みなかみの各観光スポットにアクセスできますよ。

アクセス:上毛高原駅・水上駅から無料送迎バス(宿泊者のみ)

※電話もしくはメールにて予約必要

最後は、子供が喜ぶスポットがあり、大人はみなかみ土産などの買い物ができる道の駅2か所です。

道の駅

⑨道の駅水紀行館

水上駅からタクシーで5分と程近いところにある利便性の高い道の駅です。

子供は小さな水族館のような水産学習館やクライミングウォール、じゃぶじゃぶ池(季節営業)や外の遊具などで楽しむことができます。

大人は売店でみなかみ土産を買ったり、足湯につかりながらすぐ横に流れる利根川の激流を眺めたりできますよ。

水産学習館にはドクターフィッシュがいまして、水槽に手を突っ込むと肌の角質を食べてくれるという、くすぐったい体験もありました。

大人も子供も笑顔になれた瞬間でした。

軽食コーナーには名物のダムカレーがあります。

上流にある矢木沢ダムをモチーフにしているそうで、お皿の中での放流体験が楽しそうです。

足湯の横は諏訪峡遊歩道の入り口で、つり橋を渡ったり、奇岩を眺めたりのハイキングができます。

⑥の水上駅近くにある転車台広場と組み合わせて観光することもできます。

私たちはまず水紀行館に行き、次に⑦の土合駅(モグラ駅)を見学した後、➀の谷川岳ロープウェイを利用し山の景色を堪能してきました。

アクセス:水上駅からバス(小学校下下車)

     またはタクシーで約5分

     または徒歩約23分

営業時間:

売店・観光案内9:00〜17:00 年中無休
軽⾷9:00〜16:30 年中無休
(食事は10:00~16:00)
⽔産学習館9:00〜17:00 
(⼊館は16:30まで)  7⽉〜10⽉ 第4⽕曜⽇(祝⽇の場合、翌⽇)
11⽉〜6⽉ 第2・第4⽕曜⽇(祝⽇の場合、翌⽇)

料金:水産学習館 一般350円、高校生250円、小中学生150円、幼児無料、障がい者(手帳保持者)無料

⑩道の駅 月夜野矢瀬親水公園

上毛高原駅から徒歩圏内にある道の駅です。

農産物直売所(月夜野はーべすと)、軽食コーナー、バーベキュー棟、遊具などがあります。

直売所は規模は大きくないものの、地元の野菜や果物、キノコなどが売られていました。

軽食コーナーのうどんは地元産小麦を使用したもの。

おにぎりやおやき等あり、外のベンチや芝生でちょっとしたピクニックができますよ。

私も子供と一緒におやきと大きなイチゴを外のベンチでほおばり、気持ちのよい風と共に満喫しました。

鯉のいる池もあり、餌が売っていれば餌やり体験もできますよ。

直売所から少し離れたところに凝った遊具があり、子供は思いっきり体を動かすことができますので、子供にとってはいいリフレッシュになります。

大きな道の駅ではないので、混んでいないのも高ポイ

ント!

すぐ横を流れる川や水車、遠くに見える谷川岳など、景色も素敵な場所で、大人もリフレッシュできる場所でしたよ。

上毛高原駅から近いので、みなかみの各観光地に行く前後に立ち寄りやすい場所でおすすめです。

アクセス:上毛高原駅から徒歩11分、上毛高原駅を出て真っすぐ、後は坂を下って道なりに歩く

営業期間:月夜野はーべすと 9:00~17:30 季節により変動あり
定休日:年末年始、12月1日~3月31日までの第2・第4水曜日

 

3.子連れ旅行もみなかみ観光を楽しもう!

みなかみエリアには子供連れの旅行でも、子供はもちろん、大人も楽しめる観光スポットが盛りだくさんです。

自家用車やレンタカーなしでも、電車・バス・タクシーと徒歩を組み合わせれば十分楽しめますよ。

私も子供たちと一緒に車なしでみなかみ観光をして、しっかりと現地を楽しんできました。

本記事がみなかみ旅行計画のお役に立つととても嬉しいです。

かけがえのない家族の思い出に残る旅行となりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました!