【車なし】みなかみ町の駅から行けるおすすめ観光スポット10選!経験者が厳選!

群馬県のみなかみへ旅行に行きたいけど、車なしで行ける観光地はどんなところがあるかなあ。

雄大な自然がいっぱいでアウトドアが盛んな、みなかみエリアだからこそ、車での移動をイメージしがちです。

確かに車がある方が効率よく移動ができますが、電車やバス、徒歩でも観光して回ることができますよ。

私もみなかみ旅行中は一度も車を運転することなく様々な場所を観光してまわり、楽しい思い出を作ってきました。

 本記事では、みなかみで車なしでも行ける観光スポットを10か所をジャンルごとに厳選して紹介していきます。

 主要駅からのアクセスなども一緒に紹介しますので、時間がかかる旅行計画づくりの時には参考にしてくださいね。

1.みなかみの場所と鉄道駅

車なしで行ける観光スポットをご紹介する前に、まずはみなかみ町の場所と拠点となる鉄道駅について解説していきます!

みなかみ町は群馬県の最北端にあり、谷川連峰を境に新潟県と接する町です。

関東の水源である利根川の源流があり、2,000m級の山々に囲まれた自然豊かなところで、温泉地は18にものぼります。

主要駅は、新幹線利用の場合は上越新幹線の上毛高原駅

群馬県高崎市から新潟県長岡市までを結ぶJR上越線の場合、南から順に以下の駅があります。

 ・後閑駅

 ・上牧駅

 ・水上(みなかみ)駅

 ・湯檜曽駅

 ・土合駅

車なしで旅行する場合、鉄道もしくはバスでみなかみ町に入ることが多いと思いますので、上に挙げた駅が旅の拠点となってきますね。

2. 車なしでも行ける、みなかみの観光スポット10選

いよいよみなかみ町にある車なしでも行ける観光スポットをジャンルごとに10か所紹介していきます。

まずは、山・ハイキングから!

山・ハイキング

上毛高原駅・水上駅からバス 谷川岳ロープウェイ

新幹線駅である上毛高原駅を始発として、途中水上駅、湯檜曽駅、土合駅を通って、谷川岳ロープウェイ駅までバスの運行があります。

15分程のロープウェイの旅で標高約1300mの天神平まで上ると、一気に山の景色・空気に変わります。

さらにリフトを使って天神峠まで行くと、さらに谷川岳山頂部が近くなり、山の尾根の迫力や遠くの山々の雄大な景色を堪能できます。

登山初心者でも楽しめる観光スポットですが、あくまで標高の高い山です。

滑りにくいスニーカー、寒さや雨をしのぐ防備は必須ですよ。

また、私が訪れた5月でも雪が残っていました。

おでかけ前には天気や気温を調べてしっかり事前準備をしていってくださいね。

アクセス:(関越交通バス水上線)上毛高原駅→水上駅→湯檜曽駅→土合駅→谷川岳ロープウェイ駅   ※上毛高原駅からは約45分

運行日:4月中旬~11月中旬頃

営業時間:平日 8:00~17:00 土日祝7:00~17:00  

      ※天神峠展望台行上り最終 15:30
ロープウェイ単体上り最終 16:30

  ※ロープウェイのゴンドラは約3分間隔(時期により変更あり)
※所要時間は片道約15分(最速7分)

料金: ロープウェイ・リフトセット券(往復) 大人3,500円 小学生 2,000円

    ロープウェイ単体券(往復) 3,000円、小学生1,500円

  ※両方とも片道券あり

➁上毛高原駅・水上駅からバス 一ノ倉沢

ロッククライミングの聖地と言われる、谷川岳連邦の岸壁。

なんともアクセスしづらそうですが、実は車なしでも行けて、初心者用ハイキングコースで観光できるんです。

新幹線駅である上毛高原駅を始発として、途中水上駅、湯檜曽駅、土合駅を通って、谷川岳ロープウェイ駅までバスで向かい、そこからハイキングです。

切り立った岸壁は迫力があり、季節ごとに変わる風景は見る者を魅了します。

谷川岳ロープウェイ駅~一ノ倉沢出合間は、旧道と新道がありますが、旧道の方は舗装されアップダウンも少なく、歩きやすい道です。

定員8名で予約不可ではありますが、電気バスも往復していますよ。

ただし11月頃から5月中旬頃は冬季閉鎖。

事前にしっかり情報を調べてから行かれることをおすすめします!

私は現地でその情報を知ったため、結局一ノ倉沢の絶景を眺めることは叶いませんでした(汗)

アクセス:(関越交通バス水上線)上毛高原駅→水上駅→湯檜曽駅→土合駅→谷川岳ロープウェイ駅     ※上毛高原駅からは約45分

冬季閉鎖目安:11月頃から5月中旬頃

料金:ハイキング無料

電気バス(ガイド付きの場合)大人500円 小人300円 

➂水上駅から徒歩またはバス・タクシー 諏訪峡

水上駅から車なしでも観光できるおすすめスポットは、諏訪峡です。

水上温泉街を抜け、徒歩25分もしくはタクシーで到着します。

利根川上流沿いに遊歩道が整備されており、奇岩や滝、川にかかる橋などの景色が堪能できるハイキングコースです。

ラフティングなどのコースにもなっているので、利根川の激流に乗るボートにすれ違うこともありますよ。

近くには道の駅水紀行館がありますので、あわせて食事・買い物も楽しむことができますよ。

アクセス:水上駅からバスで約5分(小学校下で下車)、タクシー約5分、もしくは徒歩約25分

     水紀行館の足湯~笹笛橋~見晴~紅葉橋~水紀行館 60分~

料金:無料 

体験

➃上毛高原駅・後閑駅からバス たくみの里

南の沼田方面から猿ヶ京に向かって走るバスが、途中後閑駅と上毛高原駅を通って、たくみの里に到着します。

「たくみ」と名がつく通り、様々な種類の工芸品の製作体験ができます。

そば打ち、陶芸、わら細工といった伝統的なものから、キャンドルや天然石アクセサリー作りと多岐にわたります。

手づくり体験だけでなく、レストランやカフェ、農園、道の駅もありますよ。

その範囲はなんと330ha(東京ドーム約70個分!)にわたっており、さながら一つの村のよう!

里山の中に上記のような施設が点在し、また野仏やわらアート、史跡などもあり、しっかり観光しようと思うと一日では回りきれないほどの充実ぶりです。

車なしでもレンタサイクルで周遊することが可能です。

体験ももちろんですが、なつかしい風景に出会える素敵な場所でした。

アクセス:(関越交通バス猿ヶ京線)後閑駅→上毛高原駅→たくみの里下車

      ※上毛高原駅からは約22分

定休日・営業時間:体験施設により異なる

料金:体験施設により異なる

⑤上毛高原駅・後閑駅からバス みなかみフルーツランド モギトーレ 

アクセスは新幹線駅である上毛高原駅からバス12分、その後徒歩約15分です。

JR後閑駅からも行くことができます。

一年中ほとんどの期間で楽しめる果物狩りの「もぎとる」だけでなく、「たべる」「あそぶ」「かう」「そだてる」と園内では色々な楽しみ方ができますよ。

入場無料のツリーハウスや芝生広場、じゃぶじゃぶ池(夏のみ)、ヤギの見学もあり、小さなお子さんも楽しめそうですね。

  

アクセス:(関越交通バス猿ヶ京線)後閑駅→上毛高原駅→今宿(上毛高原駅からは約12分)、今宿から徒歩約15分。

営業時間:10月〜5月  10:00〜16:00  6月〜9月    9:00〜16:00

料金:入場無料、ただしフルーツ狩り、BBQ、レンタサイクル有料

⑥上毛高原駅もしくは水上駅からバス みなかみバンジー

日本一歴史の長いブリッジバンジージャンプですが、アクセスの良さもウリの一つ。

上毛高原駅もしくは水上駅から、バンジージャンプ会場まで車なしでもアクセスできちゃいます。

場所は、ラフティングなどのコースともなっている激流の利根川にかかる諏訪峡大橋で、その高さは42m。

毎年7千人以上の方がバンジーにチャレンジし、今まで累計で5万人以上もの方が成功しているとか。

➂の諏訪峡の散策コースにもなっているので、一緒に訪れることもできますよ。

 

アクセス:(関越交通バス水上線)上毛高原駅→諏訪神社前(約10分)、その後徒歩約5分

(関越交通バス水上線)水上駅→諏訪神社前(約7分)、その後徒歩約5分

営業日・時間:4月~11月の金・土曜日 ※変動あり  9:00〜17:00

対象:15歳以上 体重制限40~105㎏ ※その他条件あり

料金: 1回目12、000円、同日2回目6、000円

電車・列車・駅

⑦後閑駅と水上駅に停車 SLぐんまみなかみ

群馬県では、高崎駅を起点に3方向にSLが走っていますが、上越線を走る「SLぐんまみなかみ」もその一つ。

高崎駅~水上駅の間を約2時間かけて、D51もしくはC61のSLが客車をけん引します。

運行日は主に土日祝。

滅多に乗ることのできないSLでの旅は、きっと乗車時間でさえも思い出に残るものになるでしょう。

また水上駅から徒歩5分程のところにあるSL転車台広場では、SLが方向転換する様を見ることもできるそうですよ。

水上駅から行ける➂の諏訪峡ハイキングや、水上温泉街と組み合わせることもできますよ。

利用方法:利用日の1ヶ月前の午前10時よりJRの主な駅のみどりの窓口および指定席券売機で発売、「えきねっと」での販売もあり

※SL(蒸気機関車)ではなく、DLやELがけん引する日もあり

⑧JR土合駅 モグラ駅

ここはなんと駅自体が観光スポット!

日本一のモグラ駅として有名な駅で、JR上越線の下り線のホームが地下約70mにあります。

下り線ホームから階段を486段上り、ようやく地上にある改札にたどり着きます。

私は6歳の子供と上ったのですが、ホームから地上まで約10分でした。

また、ホームから見上げると、トンネルの筒の中に上り階段があって、消失点に向かってきれいに収まっていく様が見られますよ。

地下にあるため、薄暗くジメッとした感じは訪れたからこそ感じられる空気感です。

アクセスについて、土合駅で停車する下り線の列車の本数は、一日で数えるほどしかありません。

バスの方が本数が多いのですが、地上改札側に到着するため、目的の下り線ホームまではながーい階段を降り、また同じ階段を戻ってくる必要が出てきます。

(下り線ホーム側に出口はないのです。)

時間が許せば電車に乗り、期待感を込めながら行くのがおすすめですよ。

➀の谷川岳ロープウェイや➁の一ノ倉沢と一緒に訪れることも可能です。

アクセス:(電車)もしくは

(バス) (関越交通バス水上線)上毛高原駅→上牧駅→水上駅→湯檜曽駅→土合駅

       ※上毛高原駅からは約38分、水上駅から約13分

温泉

⑨上毛高原駅・水上駅から送迎バス 宝川温泉

宝川温泉汪泉閣といえば、延べ面積470畳にも及ぶ日本有数の広さの露天風呂群が有名な山の中の川沿いの一軒宿です。

群馬県の温泉と言えば草津や伊香保などが有名ですが、実は宝川温泉汪泉閣の露天風呂は、2012年ロイター通信が選ぶ世界の温泉トップ10に日本で唯一選ばれた温泉なんです。

宝川温泉には、3つの混浴露天風呂、1つの女性専用露天風呂があり、いずれも50~200畳と圧巻の大きさ。

自然豊かな環境にある絵になる風景が素晴らしい温泉です。

日帰り入浴もできますが、時間によって異なる風情を楽しみ、宿泊客だけのゆったりとした時間を満喫したいなら、やはり宿泊がおすすめです。

混浴露天風呂は男女とも湯あみ着を着用して入浴します。

入浴者全員が湯あみ着を着ているので、安心感がありますし、家族全員で入り思い出を共有することができるのは、意外な発見でした!

特に小さい子連れの家族旅行の場合、温泉入浴といってもバタバタすることが多いので、家族全員で大きなお風呂につかれるのは貴重な経験でした。

 

アクセス:上毛高原駅・水上駅から無料送迎バス(宿泊者のみ)

※電話もしくはメールにて予約必要

⑩上毛高原駅からバス(乗り継ぎあり) 法師温泉

法師温泉は木造の浴舎とアーチ窓が特徴的な和洋折衷の大浴場が有名ですね。

こちらの温泉も上毛高原駅から猿ヶ京を経由してバスを乗り継ぐことで、車なしでも行くことができますよ。

法師温泉には3つの大浴場があります。

明治時代に建てられた登録有形文化財の大浴場「法師乃湯」、内湯と露天風呂ある豪華な「玉城乃湯」、こじんまりとしているけれども力強く鮮度の良い温泉「長寿乃湯」。

どの大浴場もそれぞれ味がありますが、何より浴槽の底にある石の下から温泉がぷくりぷくりと湧く全国的にもめずらしい足元湧出の浴槽がいくつもあるのも、法師温泉の良いところです。

ただ、一番有名な法師乃湯は基本混浴で、湯あみ着やバスタオルは着用禁止です。

女性専用の時間は夜に設けられているため、混浴を回避したい女性の方は日帰り入浴ではなく、宿泊がおすすめです。

また、日帰り入浴の場合は11時から13時半までと時間が短く、また玉城乃湯の入浴はできません(2024年現在)。

宿はお風呂だけでなく館内や部屋も懐かしさと歴史的な魅力がいっぱいで、山の一軒宿に来たかいがあると思わせる素敵な雰囲気です。

雰囲気を残しつつきれいにリニューアルされていますので、山の宿でも清潔感がありますよ。

ぜひ宿泊して法師温泉の良さを隅々まで味わってくださいね!

バスによっては途中のたくみの里に寄る便もありますので、宿泊前後にたくみの里観光と組み合わせることもできますよ。

   

アクセス:(関越交通バス猿ヶ京線)後閑駅→上毛高原駅→猿ヶ京 ※上毛高原駅から約30分

    (みなかみ町営バス)猿ヶ京→法師温泉 約15分

3.車なしでもみなかみ観光を楽しもう!

山に囲まれたみなかみエリアを観光するには、一般的に車が必要と思いがちです。

が、たとえ車がなくても、上毛高原駅や水上駅などを拠点にバス等で観光スポットに行くことが可能です。

事前にしっかり時刻を調べ、時間に余裕を持って行動すれば、十分に楽しむことができますね。

本記事が楽しい旅行の参考になればとても嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました。