マレーシア入国の際に必須となるデジタル入国カード(Malaysia Digital Arrival Card、以下MDACと書きます)についてご存じでしょうか?
マレーシアでは2024年1月以降、マレーシアの空港に到着する国際線旅客に対して、MDACの事前登録が義務づけられました。
2024年夏にマレーシア旅行に行った私も同様にMDACの事前登録をして現地に向かいましたが、無事に入国するまでは「ちゃんと登録できているのか・・・」と不安に思ったものでした。
そこで本記事ではMDACの登録方法や対象者、入国時の様子などについて、経験を元にお伝えします。
ご参考いただければ幸いです。
※本記事は日本国籍の方向けに書いておりますので、ご承知おきください。
1.MDACの登録対象者
MDACについて書く前にまず、マレーシア入国に当たって、日本国籍の方の場合、 90日以内の観光・商用目的の入国であればVISAは不要です。
VISAが不要な場合、マレーシアに入国するにはパスポート(残存有効期間が6ヶ月以上)、航空券等と本記事で述べるMDACの登録が必要です。
MDACは、以前は紙に手書きで書いていた入国カードに代わり、2024年1月入国分より、オンラインで事前登録することが義務化されたものです。
対象者はマレーシアの空港に到着する国際線旅客で、一部の外国籍を除くすべての外国籍の旅行者が登録必須となっています。
ただし、次の方は除外されています。
・永住権保有者、長期滞在ビザ保有者
・外交・公用パスポート保有者
日本国籍の旅行者であれば、マレーシア入国にはほぼMDACが必須となるわけですね。
2.MDACの登録方法
MDACの登録は入国する前に済ませておく必要があります。
具体的には入国の3日前から可能です。
旅行前のバタバタとする時期ですが、忘れずに登録しましょう!
登録するに当たっては手元に以下のものを準備しておくと便利ですよ。
- パスポート
- メールアドレス
- 飛行機等の予約情報
- 宿泊先の予約情報
登録事項が多く、また間違えないように慎重に入力するため、意外に時間がかかりますよ。
家族や同行者の分も登録するとなるとさらに時間が必要となります。
MDACの登録は、マレーシア入国管理局の専用ウェブサイトで行います。
MDAC(Malaysia Digital Arrival Card)登録サイト↓↓
https://imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main
※書式は変更になる場合がありますので、ご参考までにお願いします。
➀RESISTERをクリック
➁個人情報と旅程情報を入力
少し苦労するのが、宿泊先の情報です。
私は以下の方法で情報を入手しました。
・宿泊先住所: 宿泊予約のメールやホームページ等
・州の名称: Wikipedia等でマレー語表記を調べました
・郵便番号: グーグルマップ
➂SUBMITを押す
➃登録したメールアドレスに確認メールが届く
⑤念のためメールをスクリーンショットと、印刷をしておくとよいと思います。
どちらか一方だけだと紛失してしまったり、提示を要求された時限って出てこなかったりする可能性もありますので、念のためスクリーンショットと印刷の両方を行っておいた方が安全ですよ。
3.マレーシア入国経験談
飛行機を降りるといざマレーシア入国です。
(場合によっては違う手段もあると思いますが)
私がペナン国際空港で入国した際には、有人のパスポートコントロールがあり、飛行機を降りた人の長蛇の列ができました。
入国審査はパスポートを渡すと、顔写真を撮られ、両手の人指し指の指紋チェックが行われました。
入国管理官から質問されたり、MDACの情報を見せたりということはなく、割とスムーズに通過できました。
4.まとめ
マレーシア入国の際に必須となるMDACの対象者と登録方法についてご紹介しました。
事前登録は少し労力かかりますが、その分入国間際に入国カードを書く時間がなくなりますので、旅行中の手間が省けます。
旅行前の忙しい時期ではありますが、忘れずに登録してしまいましょう!
本記事がお役に立てたならば嬉しいです。
どうか楽しいマレーシア旅行になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。